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山歩き

2023年9月18日 (月)

中山道 南木曾→妻籠→馬籠

所用で木曽の実家に行ったので、翌朝、一番電車に乗ってJR南木曾駅まで出かけて、中仙道の妻籠・馬籠をハイキングしてきた。 恥ずかしながら(?)妻籠・馬籠は初めて。

Img_3903 妻籠宿

妻籠宿で観光客が少なかったのは、朝が早かったから。

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馬籠から妻籠に向かったほうが下りが多いことは分かっていたが、早朝に馬籠へ行く手段が見つからなかった。 足慣らし目的なら妻籠から馬籠に向かうのが正解だけどね。

Img_3949 馬籠宿

妻籠宿は平坦な街道の宿場町だが、馬籠塾は(伊香保温泉のように)高低差のある宿場町だ。 馬籠は観光地化が進んでいるが、妻籠はまだ昔の宿場町感を残している。 8km弱の距離で、大きな宿場町が2つ。 やはり、その昔の峠越えは大変だったのだろう。

流石に外国からの観光客に人気のハイキング コースとあって、標識も道も結構整備されていた。
でも、一応、峠越えなので、それなりには汗をかく。 観光目的で汗をかく習慣は日本人にはないかな。

馬籠から中津川までバスで移動して、中津川から電車で帰った。 行きの電車から帰りの電車まで、前日の計画通りのスケジュールで動けた。
想定外は「汗のかき過ぎ」で、その状態で電車に乗るのは色々とキツかった。 簡単な着替えが欲しかった。

記録を見ると、南木曾からだと 800m 程登っているので山行に近い 400m程度の上り。 多くの観光客は 馬籠→妻籠 を歩くようだ。 それにしても、「籠」という字は難しい・・・竹冠に龍なんだけど、龍を書けないということか。
同じ漢字なのに、片方は「ご」もう片方は「ごめ」なのは何故かと思い調べてみたら、答えてくれている人がいた。 どちらも、昔は「つまごめ」だったらしく「つま」は行き止まり、「こめ」は谷を意味していて、その後は、地域による言葉の変化があって「つまご」と「まごめ」になったようだ。

「こんにちは」と声をかけると「こんにちは」とか「おはようございます」と返ってくる。
日本人・外国人問わず、大体 4/5 位は応答が返る。
家に帰って、「日本の文化を学んでもらう為にも、積極的に声をかけた」と話したところ、「そういった上から目線の考え方自体が親父化が進んでいる証拠」との娘さんからのご指摘。 老兵は社会の片隅でひっそりと生きて行こう・・・嘘 ぴょーん(^^)V

 

2023年9月 9日 (土)

甲斐駒ヶ岳→摩利支天

今年の計画「摩利支天 三山巡り」の完結編として甲斐駒に行って来た。

南アルプスの甲斐駒ヶ岳付近はマイカー規制のため、林道バスに乗り換えて行く必要がある。 今回は伊那市長谷黒河内(いなしはせくろごうち )の仙流荘(せんりゅうそう)から南アルプス林道バスに乗って北沢峠から登った。 今年初めての車中前泊。 暑からず寒からずだったが、近隣騒音で若干の睡眠不足。 定員35人のバスが5台は出ていた。 結構な登山者の数。

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甲斐駒ヶ岳には、20代の頃に一度登ったことがある。 記憶が曖昧だが、確か夜叉神峠から入り、鳳凰三山を経て甲斐駒まで縦走した覚えがある。 地図を確認したところ、夜叉神峠から甲斐駒までは物凄く距離がある。 他にルートがないので、当然、早川尾根を通らないと縦走できないはずだ。 当時は小屋は使わなかったので、あの重いリュック、重いテントを背負って、アップダウンの激しい南アルプスを縦走したとは・・・。 脅威の体力と脚力。 そうだ、その前年辺りに、北アルプスの裏銀座を縦走したことがあって、縦走の面白さを覚えて、無謀にも南アルプスの縦走に走った訳だ。 北アルプスと南アルプスでは、縦走の重みが違うことを、当時は理解していなかった。 ネットもなかったし。

早川尾根方面からだと、仙水峠→駒津峰→六万石→甲斐駒ヶ岳 のルートを通ったハズなので、駒津峰からは、今回と同じルートだった訳だ。 全く記憶がない・・・

同じ駒ケ岳でも、木曽駒ケ岳とは大違いで、六万石からの甲斐駒ケ岳は大きな岩の多いルートで、滅茶苦茶ハードなルートだ。 当時も大変だったハズだけど、記憶に残っているのは、山頂に一張のテントがあって、こんなところにテント張っていいの? と思ったことだけ覚えている。

例によって、ヘロヘロだったが、何とか山頂にたどり着いた。

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六万石からの甲斐駒ケ岳がどの程度かと言うと(あまり良い例ではないが)今回、救助ヘリが出動していたことでも想像できるか。 岩がゴロゴロのコースで滑ったらしい。 前夜の台風の雨で、岩が滑りやすくなっていたことも影響したと思う。 額からは流血があり、足の骨を折ったようだ。 自分が通ったときには既に通りがかった登山者が介護・県警への通報を行っていたので、手を出さなかった。 1時間半ほど経過して、自分が山頂での昼食を終えた頃に県警のヘリが到着した。 これで安心かと思ったら、なんと都合3回アプローチしていたが遭難者を回収できないで、諦めて帰って行った。 天気は良かったが、風と場所が悪かったようだ。 周りの登山者と「人力のレスキュー隊の出番になるね」と話したが、実際にそうなった。

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その後、帰路の途中で、登ってきたレスキュー隊と擦れ違った。 レスキュー隊はパラパラと2・3人づつ登ってきたが、ヘロヘロの自分とは大違いで、皆ジョギングでもしているような速度だった。 休息ポイントで休んでいた隊員に声をかけたら「ヘリでの救助は気象条件があるので難しい」「今ならヘリで救助できるかも知れない」と話していた。 次の日にニュースを調べたところ、「六万石付近で転倒負傷した男性を県警ヘリで午後5時40分頃、伊那市内の病院に搬送した」とあった。 ケガ人は70才男性。 どうやら、その後、もう一回ヘリが出動したということか。 伊那の病院ということは、出動したのは長野県警の「やまびこ」だったか。 北沢峠~甲斐駒の稜線は、長野県と山梨県の県境になっている。 怪我人の居た場所が長野県よりだったのかも。

甲斐駒山頂で昼食を済ませ、今回の主目的である摩利支天を目指した。 が、そこは南アルプスなので、直ぐ隣の山なのだが、結構下ってからの上りとなる。 そのときの時刻はほぼ 12:00 で、北沢峠の最終バスが 16:00 なので持ち時間は4時間程。 下山に(余裕をみて)3時間かかるとして、摩利支天は1時間で往復しないといけない。 行くか行かないか、ちょっと迷ったが、今後、そんなにチャンスはないと思い行くことにした。 後で所用時間を確認したところ、甲斐駒山頂から摩利支天山頂までは30分程度だったので登って正解で、目的達成。

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後は下りるだけのハズなのだが、六万石→駒津峰は結構なアップダウンがあって、一向に高度が下がらない。 これが南アルプスだ。 確かに、油断するとケガをしそうだ。 駒津峰→北沢峠は(看板によると)2時間コースと、1時間50分コースに分かれる。 なんとなく抜きつ抜かれつしていた静岡からの登山者2人組も、この(時間的余裕のない)状況で2時間コースは選ばないと話していた。 自分も同感だったので1時間50分コース(登ったときのルート)を選んだ。 タイムアタックのキツさは、上高地で経験してコリている。
結局、1時間50分コースは 2時間10分程かかったので、2時間コースだとどうなっていたのかと思う。 最近は恒例としている膝のテーピングで、下山時も、以前のようには膝にダメージがなかったので、(昔ほどではないが)そこそこのペースは保てたと思うが、看板の標準時間を20分もオーバーしていた。 自分のペースが遅いのか、南アルプスの標準タイムが健脚者標準になっているかの何れかだ。 結果的には最終バスには20分ほどの余裕をもって北沢峠に着いた。 もし、転んで打撲でもすると20分はあっと言う間に過ぎてしまう。 いつもながらタイムアタックはキツい(^^; 時間に縛られたくない人は、北沢峠でテントを張ってベース基地にして、仙丈岳や他の山にも足を延ばすようだ。
林道バス発着場のある仙流荘で日帰り温泉に入って帰路に就いた。

今回、靴もザックも軽量化を図った結果、ペースは何時もどおりだったが膝は大丈夫だった。


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2023.09.10追記
その昔、夜叉神峠から甲斐駒まで行ったときを思い返して、当時通ったであろうコースをヤマレコで調べてみた。
最後は(今回と同じ)北沢峠に下りたとすると、全長26.8km、(ヤマレコの標準タイム)21時間(休息なし)、一日8時間歩いたとして最低でも2泊はしている計算になる。 完全に健脚者コースだ。 そうか、昔は健脚者だったのか、あるいは無謀登山者だったのか、紙一重かも。
そういえば、ヤマレコの他の人の記録を見ると、甲斐駒の岩山アタックは「とても楽しかった」と書いていた人がいた。 所用時間も(標準の)0.6~0.7の健脚者だ。 「筋力を鍛えるのに年齢は関係がない」そうだが、「筋力が衰える速度は年齢に比例する」ようだ。
・・・未ださめず池糖春草の夢、階前の梧葉すでに秋声・・・

2023.09.11追記
凄く久しぶりに「顔の皮」が少し剥けた。 山行での日焼けが原因。 当日、日焼け止めは持っていたのだが使い慣れていないので付け忘れた。
先日の御岳山でも、顔には日焼け止めを塗っていなかったが、大して顔の日焼けはなかった。
今回は、台風一過の直後というのが影響しているように思う。 上空の濁った大気が一掃されて、紫外線が強くなったのではないかと思う。

2023年9月 2日 (土)

中仙道 藪原宿→奈良井宿

週末の足慣らしに近くの低山でも行こうかと考えたが、気まぐれで中仙道の藪原宿ー奈良井宿間を歩てみた。

最近、海外ツーリストの老夫婦が歩いていたのをTVで見ていた。 わざわざ日本まで遊びに来て(確かドイツだったか?)、何もない山道を歩いて汗をかくことが楽しいとは、人夫々だ。 旦那さんは「いい経験ができた」と話していたが、奥様は、否定こそしていなかったが「とても楽しかった」ような顔ではなかった記憶がある。

自分も、比較的近くに住んでいるにも関わらず、これまで一度も歩いたことはない。 東京生まれの人が東京タワーに行ったことが無いのと同じか(ちょっと違うか?)。 街道の古道を歩くのは、大体、年配者が多い。 あっ、自分もそのグループか。 まっ、トレッキングの一環ということで。

藪原宿ー奈良井宿間には鳥居峠があって、その昔は、ちょっとした難所だったらしい。 もちろん、今は峠の下に国道のトンネルが通っている。 かつて、笹子トンネル内壁崩落事故(2013年)の煽りで、内壁の改修工事を行った(高速以外では)数少ないトンネルの一つだ。

トレッキングの様子については後で追記するとして、今日はデータだけアップしておこう。 距離9kmだと思っていたが、賞味2時間もかかっていなかったので、山道で2時間を切るのは凄いと思ってデータを確認したら6Km程度だった。 それなら納得。 山道ではあっても、登山道ではないので、汗はかいたが、そこそこ歩きやすかった。 いつも通り、水を2ℓ 持参したが、0.3ℓ 位しか飲まなかった。 暑くなる前に行動したことも大きいかと思う。

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知らなかったが、奈良井宿は宿場の距離が日本一らしい。 綺麗な街並み。 奈良井のある楢川村は、平成の大合併で木曽を離脱して、現在は塩尻市となっている。 木曽の南端、山口村も離脱して、現在は岐阜県中津川市になっている。 ちなみに、平成の大合併で県の面積を減らしたのは長野県だけ、何ということでしょう・・・

お土産店の人が、日中はまだ暑いが、朝晩は寒くなったと話していた。

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途中で高度がワープしているが、100mも垂直にジャンプできないし、恐らく自動校正が入ったのだと思う。 鳥居峠は分水嶺なので、表日本と裏日本で気圧の差があったのかもしれない。

 

2023年8月26日 (土)

乗鞍摩利支天岳

乗鞍岳に山行してきた。

乗鞍は、十年以上前に一度登ったことがある。 正確に言うと「行ったこと」がある。 乗鞍岳の最高峰は剣が峰 3026m だが、標高 2702m の畳平までバスで行ける。 以前「行った」ときは畳平までバスで行った。 畳平から剣が峰までは、標高差 324m なので、子供からお年寄りまで、足腰が元気な人なら行ける。 でも、それなりには大変だよ。 多くの人は、3000m級の高山であることは理解した格好をしているが、中には素足にズックの人もいて、バス旅行の延長上だ。 似たようなことは、中央アルプス駒ケ岳でもあって、標高 2956m で、2612m の千畳敷駅までロープウエイで行ける。 その標高差は 344 m なので、若干、乗鞍よりは差があるが似たり寄ったりか。

なので、一度、ちゃんと登りたいとは思っていたが、月日の経つのは早いもので・・・

で、今回は、登山道、三本滝バス停 1805m から登ってみた。 三本滝バス停の先は「マイカー規制」で自家用車は入れない。 大体6合目位か。 乗鞍には「何合目」という表記が一切ない。 今回、剣が峰までは登ったが、目的地の摩利支天岳には登頂できていない。 摩利支天岳 2876m の直下 2768m に肩の小屋という山荘があって、直ぐ目の前が摩利支天岳なのだが、摩利支天岳には、東京大学の附属施設として造られた「乗鞍コロナ観測所」があって、老朽化のため2010年3月31日で閉鎖され、2011年度からは「自然科学研究機構乗鞍観測所」として再利用されている・・・と言うわけで「立ち入り禁止」になっていて、一般人は登頂できない。 

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今回の山行では、いつもの「ヤマレコ」の記録がない。 ちょっと、やらかしてしまったのだ。 最近、一眼レフはもちろん、小型のデジカメも持たない山行が多い。 スマホのほうが簡単・軽量で、絵も(そこそこ)綺麗ということに気づいてしまったのだ。 バッテリーだけは注意していて、いつも2つは持参している。 今回もバッテリーは2つ持って行ったが、ケーブルが不調で充電ができなかった。 それでも、何時もなら、登頂する程度までは十分に余裕があるのだが、今回は半分程度登った時点で「ほぼ空状態」になってしまった。 原因は最近使いだしたブルートゥースの骨伝導イヤホン。 これが結構バッテリー食いだったらしい。 別にBGMを鳴らしていた訳ではなく、単に「ヤマレコの時刻・標高通知」を聞いていただけ。 もしかすると、昨夜の充電に失敗していたかも。 そういえば、確認していなかった。

スマホが使えない=写真がとれない、これは結構なダメージだった。 その昔は、せいぜい「写ルンです」程度で満足していたはずなのに、すっかり「いつでも撮れるんです」に慣れきってしまった今日この頃。 上の写真は、この日ほぼ最後の写真で、山もガスってきている。 乗鞍の登山道は、上に行けば行くほど、車道を横切って続いているため、結構な標高なのに車道がある。 上の写真辺りでは、「車道のなんと歩きやすいことか」と思っていた。 しかし、実際に車道を使って登ったら、何倍もの距離を歩くことになるんだろうな。

8合目付近で、下りの若い登山者と会った。 聞くと、自分の出発時刻より30分程度早いだけなのだが、既に剣が峰に登頂した帰り道だった。 そういえば、かつて中央アルプス駒ヶ岳で、逆の立場で年配者とすれ違ったことがあった。 若さは理屈抜きで「凄い」。 あの頃の半分でいいからパワーが欲しい。

今回は登頂の記念写真も、山頂からの景色写真もなし。 例によって、足のダメージも大きかったが、精神的なダメージも大きかった。

山頂手前で、GARMIN(スポーツウォッチ)を持っていることに気が付いて、ちょっとだけ記録した。

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途中まで、ヤマレコの記録もあったのでリンクを貼っておく。

そういえば、登山道と車道が交差する付近で多くのチャリダーと擦れ違った。 三本滝はおろか、もっと下からチャリで登ってきていたようだ。 それも、談笑しながら結構なスピードが出ていた。 いわゆる「坂バカ」と呼ばれる人達だ。 中には今にも止まりそうなスピードで喘いでいたライダーもいたが、大抵は元気な人が多かった。 明日、乗鞍ヒルクライム2023が開催されるようだ。 TV放送あるのかな。

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2023年8月12日 (土)

御岳摩利支天山(番外編)

8合目から三の池に向かうトラバースルートの途中のベンチで、背負子に大きな発泡スチロール箱3つと段ボール箱1つをくくりつけた「おにーさん」と会った。

あまりの大荷物なので「小屋の方ですか」と尋ねたところ、「そうです」との答え。 「今日は空荷なので重くない」とのことで、「昨日は荷揚げがあって大変だった」とのこと。 荷揚げの重さを尋ねたら「40 Kg」ほどとのこと。 自分は10Kg前後の荷物で、今日もすでにバテバテと話したら、「自分も以前はそうだった。だんだん慣れてきた。慣れてきたら縦走が楽になった。」との話。 30才前後のおにーさんだったと思うが、40Kgまで背負える人はそうはいない。 大抵、20Kgを超えると、肩ベルトが肩に食い込む。 肩を頑張ったとしても、次は腰を痛める。 終戦後、物も仕事もない時代に止むを得ずモッコを担いでいた女の人は、大抵、晩年になって腰が曲がるか、腰痛に悩む。 などと思いながら、本物の剛力を目の当たりにして、関心しきり。

剛力のおにーさんとの会話の途中で、自分のスマホが喋り出した。 「ただ今の時刻は〇時〇分です。標高は〇〇〇〇mです。」 直ぐに、おにーさんが「ヤマレコですね」「便利なんで」「便利ですよね」といつものやり取り。 このところの山行では、ヤマレコの音声通知を使っていて、音声を聞きつけたおにーさんの多くと、前述のやり取りが恒例となっている。 便利なものは、みんな使っているんだなぁと思う。 あれっ、ひょっとして自分は無料でヤマレコの宣伝やっている? まっ、自分も無料でヤマレコ使わせて貰っているので、少しは協力してもいいか。

 

 

2023年8月11日 (金)

御岳摩利支天山

日帰り山行で御岳の摩利支天山を登ってきた。
天気予報は快晴だったが、最近の高い気温だけは心配だった。当日は、いわゆる「ピーカン」の青空で、汗は大分かいたが倒れることはなかった。湿度が平地より低いかも知れない。

 

山の日の祝日で、お盆休み、それに好天なので登山者も多いことが予想されたので、7合目着のケーブルカーの始発便より少しだけ先行するつもりだったが、気持ちとは裏腹に、7合目にはケーブルカーの登山者とほぼ同時に着いた。 こっちは既に1時間程上っていて、少し足にきているがケーブルカーの登山者は元気いっぱいの人ばかり。こんなことならケーブルカーにしておけば良かった。

 

前日まで、ケーブルカーにして実質7合目から登るか、6合目からの登山ルートにするか迷っていた。過去、上高地のバスの最終に遅れないように痛い足を庇いながら小走りしたことがあって、疲れているときの最終便には凝りている。 ケーブルカーの下り最終が16:20で、ちょっと危険な気がしていたので、時間的制約のない6合目を選んだ。だったらもう少し早く着手すればいいだけなのだが、駐車場での前泊もしないで、当日の朝のご出発。 さらに、当日は現地へ行く前の早朝に実家の墓に寄るという暴挙も行っていて、なるべくしての結果か。

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8合目からルートは左右に分岐する。 左のルートは正面に見えている9合目の石室山荘を経由して剣が峰・二ノ池を目指すルートで、右側は二ノ池・サイノ河原を迂回して三ノ池・摩利支天を目指すルート。 例の噴火の前年に御岳に登ったことがあるが、その時は今回のルートより南側の田ノ原から登るルートを使った。 この時は、剣が峰→二ノ池→サイノ河原→白竜避難小屋まで足を延ばし、摩利支天を仰ぐところまで行ったが、体力的・時間的に摩利支天までは行けなかった。 今回の主目的は「摩利支天山」だったので、迷わず右側のトラバース ルートを選んだ。 地図上の直線距離も明らかに短いし。

 

結果的には、左のルートを選んで、サイノ河原経由で摩利支天を目指すのが「正解」らしい。 右のトラバース ルートは、谷越えのための小さなアップダウンが多く、結構疲れた。 何か所かある谷の水場は、水量も少なく、このところの高気温で熱を持った岩で「ぬるい谷水」になっていて、夏にも残っている残雪の冷水ではなかった。 そういえば、残雪って残っているのか?

ヘロヘロになりながら何とか三ノ池に着いた。 流石に三ノ池には水があったが、以前見たときより水量が減っている気がする・・・と言うか、写真を見ても明らかに少ない。 今、水があるのは 二ノ池・三ノ池・五ノ池 の3つか。 池の水は御神水と呼ばれる霊験新たかな水なのだが、生暖かい御神水はちょっと・・・。

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水面を眺めながら昼食を摂った。 湯を沸かしてカップライスとスープ、最後にコーヒーを飲む予定だったが、暑さと疲れで湯を沸かす元気がなく、朝食のおにぎりの残りとウイダーインで済ませた。 摩利支天山頂で昼食にしようと思っていたが、予定時刻より1H程遅れていたので先に昼食にしたが、結果的には正解だった。 摩利支天山頂は腰かけて昼食を摂るような山頂ではなかった。

食後、三ノ池にザックを置いて軽装にして、三ノ池を反時計回りにお鉢廻りをして、右手に(渇水した)四ノ池を眺めながら五ノ池小屋を通過、摩利支天乗り越しを経て摩利支天山頂へ。 摩利支天山頂の手前に摩利支天乗り越しがある。 摩利支天乗り越しは(いわゆる)前衛峰なのだが、摩利支天乗り越し自体を摩利支天山としている地図も多い。 摩利支天乗り越しから摩利支天山頂までは15~20分程度なのだが、自分は30分以上かかった。 1/3程進んだところで、左下を見たら他の登山者が歩いている。 あれっ、トラバースルートがあるの? 今から戻るのも大変だし・・・ということでそのまま進んだが、入り口を間違えたらしい。 岩山の連続なのだが、幸か不幸歩か、登山者が歩いた足跡が道筋となって残っていたので、迷うことはほとんどなかったが、北アルプス並みのルートだった。 何とか摩利支天山頂に到着する直前、ちょっと集中が緩んだのか、岩肌に膝をぶつけてしまった。 今日は暑かったので、珍しくパンツの裾を取り外して短パンにしていて、むき出しの膝に岩肌が直撃。 溶岩が固まったような岩肌で、ちょうど砂の撒かれた地面に膝を擦り付けたような感じで、出血は少ないが痛かった。 

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自分が山頂に到着したときには、丁度その前の一団が下った直後で、誰もいなかったので一人で自撮りしているところに登山者が一人到着。 "今こんなおバカをやって大変だった" と話したところ、それは凄いから通ってきたルートを背景に写真撮ったほうがいいですよと進められ、撮って貰った。 つまり、おバカ記念。(上の写真はその後自分で撮った写真で、右下に安全なトラバースルートがある)
自分が登頂した方面からは、直ぐに山頂の看板が分かったが、トラバースルート(下の写真の左側)から来ると「山頂どこ?」といった感じらしい。 直ぐ近くに、摩利支天神を祭る木札を付けた石柱もあったが、これも目立たない。 誰か、小さくてもいいのでイノシシに乗った摩利支天神の銅像を置いてくれないかなぁ~。

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この時点で、計画を一時間半程オーバーしていたので、速攻で下山することにした。 五ノ池小屋までは、比較的軽快に下ってきたが、三ノ池に着くころまでに「膝」の調子が・・・
このところ、膝の調子もいいし、チャリに乗って風に負けることも無くなって来たし、直ったかな・・・と思ったのは間違いで、負荷時間が長いとぶり返す様だ。 帰りも、朝来た八合目ー三ノ池間のトラバース ルートを、膝を騙しながら帰ってきた。 途中、女性のペアと男性一人に先に行って貰った(追い抜かれた)。 八合目の女人堂小屋に着いたときには、フリースペースに登山者は誰もおらず、小屋の売店も閉まっていた。 余に疲れたので、小屋の中に入ってコーラを1っ本購入した。 1本¥500-、この時は高く思わなかった。 物の値段は、ニーズによって変わる。 でも、コーラが¥500-ならビールは幾らだったのだろう。

8合目で少し休憩してから、7合目へ、そして6合目へ。 いつものことだけど、最後の2区間・1区間というのは、気が遠くなるほど長い道のりだ。 ほんとにこんなに長い区間を登ってきたのだろうかと思いながら下る。 上り以上にヘロヘロになって、なんとか6合目の駐車場にたどり着いた。

汗まみれの衣服を着替えながら気が付いたが、隣の車は朝見たのとは別の車だった。 京都ナンバー、どうやら明日の登山に向けての前泊らしい。 それも、明るいうちに現着している。 うん、正しい登り方だね。

今回、目標の摩利支天山は登頂できたが、ちょっと計画と実行が雑だったかな。
後、ヘルメットは持参したほうが良かった。 多くの登山者(2/3位?)がヘルメットを持参していた。

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2022年10月 2日 (日)

爺ヶ岳

「爺ケ岳」へ山行した。

爺ケ岳は、その昔、娘をスキー・スノーボードに連れて行った鹿島槍ヶ岳スキー場の手前にあるスキー場として知っていたが
ミーハーな自分は「行きたい山リストからは外れていた」。
先日NHKの放送で「爺が岳 柏原新道」を紹介する番組があって、登る気になっていた。十分にミーハーか。

今年は(今年も?) 天候不順で、なかなか山行に適した予報が出なかったが、「てんきとくらす」が3日連続で「A」を出していた。

登山口駐車場に前泊したが、皆考えることは同じらしく、現着した21時頃には、すでに駐車場はほぼ満車状態だったが、なんとか潜り込めた。
最も駐車場が満杯でも路肩スペースが方々にあって、どこかには止められるが、登山口までの距離の問題だけ。

「柏原新道」は、道が整備されていることで有名らしく、TVでは年配のご婦人が「登りやすく整備されていて助かります」と話していたことを覚えていた。 道が整備されていることと、簡単に登れることは別の話だ。 最近は所要時間に関わりなく「キツイ」。 スローペースでも4時間ちょっとで山荘に到着できるということは「登りやすい」部類かとは思う。 恐らくはリピーターかと思うが、年配者も多かった。

今回の山行は、もちろん爺が岳が第一目的だったが、サブテーマがあった。 軽量テントの使い心地を確認すること。
軽量テントといっても、最近流行の自立式のテントではなく「ウルトラ ライト ツェルト」だ。
昨年の常念岳山行で使った自立式の「ヘビー テント」の反動として導かれた結論。
「ウルトラ ライト ツェルト」は、自重 280g で、ペグ (15g x 6 = 90g) とロープ (50g x 3 = 150g) を加えても 520g 位か。 これなら「俺でも持てる」。 ちなみに「ヘビー テント」は、2.8Kg 位あった。 更に、かさ張る「ヘビー テント」を入れる大きなザック (昔のザック)は 2.5Kg 位なので、これだけで 5Kg 超。 10倍!

ファミリーもシングルも、漏れなく自立式のテントの中、たった1つだけのツェルト テントは目立った。 結論的には・・・使える、ただし、改善が必要といったところ。 フライ シートとアンダー シートは要るね。 それと、悪天候は避けたい。 基本、悪天候時は登らない。

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翌朝、ご来光を拝みに「南峰」まで出かけた。 昨日の「南峰」登頂は昼近くになったこともあり既に雲が出ていたが、流石の早朝は雲一つない「快晴」。 剣岳はもちろん、富士山も槍ヶ岳も見ることができた。 槍ヶ岳の場所が分かると現在の位置関係が良く分かる。
長野県側から見る剣岳は、入山を拒んでいるように見える。

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また、登りと同じ位時間かけて下りようか・・・と思っていたが、標準タイム 3 時間のところ 2 時間ちょっとで下山した。
膝の具合が良くなった訳ではないが、膝との「オリアイ」の付け方が分かってきたかも。
下山のペースを引っ張ってくれた関西からお越しの皆さん、ありがとうございました。

Jiigatake

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2022年9月10日 (土)

雨飾山

 台風11号が中部地方を通過して温帯低気圧になり、珍しく山の天気予報が になっていた。
昨年の 蝶が岳 も台風一過直後の山行で、期待通りの だったので、今年も二匹目のどじょうを狙ってみた。

「もし天気が悪ければ引き返そう」といった程度のノリで、雨飾山キャンプ場駐車場に前夜車中泊。
21時頃、駐車場に到着した時は 15 台程度 (max 45 台) の車が、既に車内を暗くしていた。 思った程は混んでいない。

自分では珍しく、3時過ぎまで寝付けなかった。 着いたころは曇っていたが、真夜中の車中からは中秋の満月が見えていた。
このときは「大正解」と思ったが、二匹目のどじょうを捕まえるのは難しかった・・・

5時頃から外がバタバタしだしたので、自分も動き出した。 車から降りると駐車場は満車状態だった。 夜の間に一気に参加者が増えたらしい。
駐車場にトイレも洗面所もあったが、飲料水は自販機での購入となる。 自宅より1.5ℓ の水筒を準備していたので、そのまま使った。
事前情報として「雨飾山にはトイレがないので、携帯トイレが必要」とあったが、毎回の山行でも、小は汗になって出るし、大は(日帰りでは)ほぼ必要ない。 とは思ったが、携帯トイレの自販機 があったので、念のために購入した(1個 ¥500)。 結局使わなかった。
あっ、雨飾山キャンプ場駐車場はDocomoも圏外だったので注意 (^^;;

なんとなく、周りのペースに合わせて 5時30分 出発。

これも事前の下調べ情報だが「雨飾山は標高が高くないからといって、甘くみていると大変」とのことだったので、それなりには心して入山した積りだったが、急登の連続で、蝶が岳と同じくらい大変だった。 思い返せば、最近はどこの山も「目いっぱい大変だった」記憶しかないかも・・・

雨こそ降らなかったが、山頂はガスっていて視界不良。 いつぞやの常念岳と同じ状況だった。 日本海を観たかったのだけど、残念!
自分がもう少しで山頂と言う辺りで下山してきた人の話では、何とか視界が戻るときもあった様子。 ガスが晴れるのを期待して、1時間程粘ったが、ガスが晴れることはなかった。 「雨飾山の女神」の横顔を拝めたのはせめてもの救いだった。 

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タイムスタンプが 09/09 になっているが 09/10 が正解

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現時点では、リベンジする元気はないかな。
もっと遠方から来ている人達には申し訳ないが、小谷村、ちょっと遠い・・・
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2021年10月14日 (木)

蝶ヶ岳

だいぶ肌寒くなってきた。

今週、愚図ついていた天気も、大陸からせり出してきた高気圧が低気圧を北東に押し出してくれた。

週末は天気が良さそうだ、おそらく「秋晴れ」。

と言う訳で、先週は「常念岳」に登ったばかりだけど、今週は「蝶ヶ岳」に日帰りしてきた。

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山頂は期待通りの秋晴れ!

雨の後なので雲海も期待通り!

蝶ヶ岳は標高 2,677m で、三百名山にも載っていないが知る人ぞ知る名山で、山頂から見る大パノラマは「ピカ一」ではないかと思う。

山頂から見える槍ヶ岳は、常念岳から見る槍ヶ岳より美しいと思う。

リピーターの登山者が多いのもうなづける。

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先週は随分と重いザックを背負ってバテたが、今回はその半分程度だったのでペースはなんとか標準タイムだった。

しかし、流石にこの時期に山行する山好きな人達に比べたら最後方のペースだった。

山頂目前で、御年73才のベテランさんが、悠々と自分を追い越していった。 最敬礼!

このところ膝痛はなくなったが、相変わらず右足の副靭帯がダメで、上りより下りが辛い。

今シーズンの山行は最後かな。

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2021年10月 6日 (水)

常念岳リベンジ

台風一過で晴天の眺望が期待される常念岳へ山行してきた。
 2021年10月2日 一の沢駐車場前泊
 2021年10月3日 常念岳小屋
 2021年10月4日 常念岳・前常念岳、下山、一の沢駐車場
常念岳には2013年9月 8日 (日)に日帰り山行しているが、生憎の天候で山頂は360度ガスで何も見えなかった経験がある。
その後、槍ヶ岳から常念岳を
見たとき「常念岳からの槍ヶ岳を見たかったなぁ~」との思いが募っていた。
今回は、これ以上ない程の最高の天気、リベンジは成功!

過去の記事→常念岳 一の沢ルート

 ヤマレコ

 三股ルートか一の沢ルートか少し悩んだが、前回と同じ一の沢ルートにした。

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時節柄、凄く久しぶりにテント泊してみた。
写真のテン場は小屋に近い側の狭いテン場で、右側には広いテン場があり、最終的には6・7割程度は埋まっていた。
昨年は、テント泊が例年以上に多かったとのこと。
周りを見るとmontbel製のテントが多かったが、持って行った30年以上前のダンロップ製テントも問題なく使用できた。
後でネットの記事を見たところ、自分が持って行ったようなテントは「ビンテージもの」と呼ばれているらしい。

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テントは昔と変わらなかったが、体力は想定以上に落ちていて、過去最高のヘロりかただった。
小屋周辺・山頂はauのアンテナ立っていないので注意! docomoは大丈夫らしい。

帰りは疲れが出て、コースタイム約3:30を上回るペースで下山したら、登山口に着いたときは少し薄暗くなっていた。
夕間詰を過ぎて魔物の時間だな・・・などと考えていたら前方30m辺りに黒い影が道路を横切りガードレール下の茂みに移動した。
黒い影は「熊」、うなり声も聞こえた。 やっぱり明るい内には下山しましょう!

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